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フリーランスエンジニアの単価が下がる3つの原因と対策【2026年版・単価93万の実例】

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

この記事でわかること

  • フリーランスエンジニアの単価が下がる3つの根本原因(商流・スキル・タイミング)
  • 単価50万→93万へ引き上げた実体験ベースの防衛策
  • 「底値」を知って交渉を有利に進める具体的な手順
  • 単価下落を防ぐ5ステップ・ロードマップ(エージェント並走含む)

「先月と同じ仕事なのに、来月から単価を下げてほしい」——フリーランスに独立して8か月、そのひとことで頭が真っ白になった。

当時の月単価は50万円。エージェント手数料を引いた手取りは40万前後。「SESよりはマシ」とようやく実感し始めていた矢先の宣告だった。

だがこの出来事が、私に「単価の構造」を徹底的に調べさせる契機になった。

それから3年、単価は50万→72万→93万と上がり続け、Goエンジニア×AWSのポジションを固めることで単価を下げられるリスクを構造的に排除した。税込月収が初めて100万円を超えたのは独立から2年後のことだ。

本記事では、単価が下がる原因を「商流・スキル・タイミング」の3軸で分解し、私が実際に動かした防衛策を具体的に解説する。

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。市場相場・エージェント手数料率は変動します。最新情報は各エージェントに直接確認してください。税務・法務上の判断は専門家にご相談ください。


目次

フリーランスエンジニアの単価が下がる3つの根本原因

結論:単価下落の原因は「商流の多重搾取」「スキルの陳腐化」「交渉タイミングの失敗」の3つに集約される。どれか1つでも放置すれば、年収は確実に目減りしていく。

原因① 商流の多重搾取——「表示単価」と「手取り」の乖離

フリーランスエンジニアの単価が下がる最大の原因は、商流の多重中抜きだ。

エンド企業が「月100万円」で発注しても、SES会社→元請けエージェント→下請けエージェント→フリーランス、という4段階の商流を経れば、手元に残るのは60万〜70万円になることも珍しくない。

エンド単価80万円の商流別手取り額シミュレーション棒グラフ:SES2段中抜き56万、SES1段64万、個人FL直72万、FL+マイクロ法人76万
図1:エンド単価80万円・商流別月手取りシミュレーション(概算)

上のグラフは、エンド単価80万円を想定したときの商流別手取り額のシミュレーションだ。SES2段中抜きと個人フリーランス直契約の差は月20万円以上になる。年換算で240万円超の差が「商流」だけで生まれる。

「単価が下がった」ではなく「ずっと下げられていた」——この視点の転換が、防衛の出発点になる。

原因② スキルの陳腐化——「今」価値があっても「来月」は保証されない

フリーランスエンジニア市場では、技術トレンドの変化スピードが単価に直結する。

2023〜2024年に急増したReactフロントエンド案件は、AI補助コーディングの普及で単価が相対的に下がっている。逆に、AIシステムのバックエンドを実装できるGoエンジニアや、クラウドアーキテクチャを設計できるAWSエンジニアへの需要は高止まりが続いている(Findy調べ、Go平均月単価82万、2025年5月時点)。

「今の技術が3年後も同じ単価で売れる」という前提で動いていると、気づかないうちに底値へ滑り落ちる。

原因③ 交渉タイミングのミス——「継続ありき」で動くと値切られる

クライアントが単価を下げたがる心理は単純だ。「このエンジニアはどうせ継続してくれる」と思えば、コスト削減の対象になる。

問題は、フリーランス側が「継続を前提に動いてしまう」ことにある。次の案件を探す動きを止め、現クライアントに依存し始めた瞬間、交渉の主導権は相手に渡る。更新の打診が来てから焦って探し始めても、選択肢は極めて限られる。


私が単価50万から93万に引き上げた実体験(下落を防いだ決定的な瞬間)

結論:単価アップの本質は「スキルの希少性」と「複数エージェントの並走」にある。交渉トークを磨くより、「いつでも移れる」状態を作ることが先だった。

📌 私の実体験①|50万→72万:最初の契約打ち切りが転機になった

フリーランス独立から3か月で最初の案件が終了した。クライアントの社内比較で「ベテランのほうがコスパが良い」と判断されたためだ(時期:2022年秋)。当時のスキルセットはRuby on RailsとJavaScriptの一般的な組み合わせ——差別化がなかった。

この失敗からGoに特化する決断をした。Go×AWSで案件を絞り込み、Findyとレバテックの両方に登録して並走。6か月後に72万の案件を獲得した。「継続の保証」を求めずに動いたことが、単価を引き上げる唯一の手段だった。

📌 私の実体験②|72万→93万:長期継続が「次の交渉カード」を生んだ

72万のGo案件を1年半継続した。途中でクライアントから「80万に下げてほしい」という打診があった(時期:2024年春)。このときはすでに別エージェント経由で90万円台の案件打診が来ていた。「実は複数社から相談をいただいている」とやんわり伝えただけで、先方は提案を撤回した。

単価を守った秘訣は「長期継続×希少スキル(Go7年×AWS)×並走」の3点セットだ。単価交渉のトークを磨くより、「いつでも移れる」状態を維持することがはるかに効く。


単価下落を防ぐ5ステップ・ロードマップ

結論:防衛の核心は「逃げ道の確保」だ。次の案件オプションを常に持ち、単価を下げられたら即座に動ける体制を作る。この体制だけで、単価下落リスクの7割は排除できる。
単価下落を防ぐ5ステップロードマップ:①スキル希少性チェック→②複数エージェント同時登録→③更新2〜3か月前着手→④底値を数字で把握→⑤並走打診の常態化
図2:単価下落を防ぐ5ステップ・ロードマップ(実体験ベース)

ステップ1:スキルの希少性チェック

現在のスキルセットが「代替できるか」を冷静に評価する。Findyのスキル偏差値や、各エージェントの案件数・単価帯で市場価値を定点観測する。Go×AWSのように「2軸以上の掛け合わせ」があると単価が上がりやすい。

ステップ2:複数エージェントへの同時登録

最低2〜3社のエージェントに登録し、常に並走状態を作る。「今すぐ移る気はないが情報収集として」という温度感で十分だ。これだけで現エージェント・クライアントへの心理的依存が消え、交渉の主導権が戻ってくる。

ステップ3:更新タイミング前の早期着手

契約更新の2〜3か月前には動き始める。「更新1か月前に焦って探す」パターンは選択肢を狭め、単価交渉の余地をゼロにする。

ステップ4:底値の把握

相場の底値を数字で知ることで、「これ以下には下げない」というラインが明確になる。感情的な交渉ではなく、データに基づいた判断ができる(詳しくは次節)。

ステップ5:並走打診の常態化

複数エージェントに「もし90万以上の案件があれば紹介してほしい」と伝えておく。案件が来なくてもいい——「動いている」という事実が、現クライアントへの最大の交渉カードになる。

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単価の「底値」を知る方法と交渉タイミング

結論:底値は「エージェント横断の案件単価×商流段数の計算」で推計できる。感覚ではなくデータで判断することが、感情的な値下げ受諾を防ぐ唯一の手段だ。

底値の調べ方:3ステップ

① 複数エージェントで同条件の案件を探す

自分のスキルセット(言語・年数・稼働形態・リモート条件)を揃えて、3社以上のエージェントで同時に案件を探す。これだけで「市場がつける自分への評価」が数字で把握できる。

② 商流段数を確認する

提示された単価がエンド直か、1段商流か、2段商流かを確認する。「エンド直80万」と「2段商流80万」では手取りが20万円以上違う。エージェントに「エンドとの商流は何段ですか?」と直接聞いてよい。

③ Findy・レバテックの公開データと照合する

Findyのスキル偏差値や、レバテックフリーランスの公開案件単価は、市場底値の参考になる。Go言語は2025年5月時点で平均82万/月(Findy調べ)。これを大きく下回る提示には根拠を求めよう。

⚠ 注意:単価交渉で「他社の〇〇万という提示がある」と具体的な数字を出すと、現クライアントとの信頼関係が崩れるケースがある。「複数社から相談をいただいている」程度の表現に留めることを推奨する。

交渉タイミングのベストプラクティス

タイミング 効果 注意点
契約更新の2〜3か月前 選択肢が最も多い 早すぎると印象を悪くする場合も
大きな成果を出した直後 「証拠」が自然に揃う 成果を数値化してから提案する
繁忙期直前(4月・10月) エンジニア需要が高まる 案件の質も同時に確認すること
💡 ポイント:単価を「下げられた後に戻す」のは難しい。下げる前に「一時的な減額で、〇か月後に見直し」という条件を文書(メール等)で確認しておくことが、回復への最短経路になる。

よくある質問(FAQ)

結論:単価交渉の疑問はすべて「先手を打つ・逃げ道を持つ」という原則で解決できる。よくある4つのケースを実体験ベースで回答する。

Q1. 単価が下がると言われたら、すぐに断るべきですか?

即断は禁物です。まず「なぜ下げる必要があるのか」を確認してください。クライアント側の予算都合なのか、あなたのパフォーマンスへの評価なのかで、対応が変わります。前者なら並走で代替案を探し、後者ならスキル・成果の見直しが先です。2026年7月時点では、IT予算見直しを理由にした単価調整打診が増加傾向にあります。

Q2. フリーランス歴1年未満でも単価を下げずに済みますか?

可能ですが、「希少スキル」がないと難しいです。独立初期はスキルの希少性を磨くことに集中し、「Go×AWS」「TypeScript×GraphQL」のような2軸掛け合わせを作ることを優先してください。単価交渉は、代替が効かないポジションを作ってから行うと成功率が大幅に上がります。

Q3. エージェントは何社登録すれば良いですか?

最低2社、理想は3社です。同じ条件で比較することで「商流の深さ」と「手数料率」の差が可視化されます。ITプロパートナーズ(ハイエンド直請け案件が多い)とレバテック(案件数が多く底値把握に使える)の組み合わせが私の実体験からはおすすめです。

Q4. 単価が下がったあとに元に戻せますか?

同一クライアントで元に戻すのは難しいです。一度下げた単価を上げるには、大きな成果の積み上げか、別クライアントへの移動が現実的です。下げる前に「一時的な減額で〇か月後に見直し」という条件を文書で確認しておくことが、回復への最短経路です。


📋 この記事のまとめ:単価を守るために「まずやること」

  • ① 今すぐ:複数エージェントに登録して「並走状態」を作る
  • ② 今週中:Findyで自分のスキル偏差値と市場単価を確認する
  • ③ 今月中:商流段数を確認し、「エンド直 or 1段商流」の案件を探す
  • ④ 3か月以内:Go×AWSのような「2軸掛け合わせ」のポジションを設計する
  • ⑤ 継続的に:更新の2〜3か月前から次のオプションを常に持ち続ける

単価は交渉で守るものではなく、「いつでも動ける状態」で自然に守られるものだ。

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※本記事の情報は2026年7月時点のものです。フリーランス市場の相場・エージェント手数料率・各種制度は変動する場合があります。最新情報は各エージェント・関係機関に直接確認してください。税務・法務に関する判断は税理士・社会保険労務士等の専門家にご相談ください。

著者プロフィール

さめじま(フリーランス・ラボ・アーキテクト 編集長)|Go×AWS歴7年。SES→フリーランス独立で単価93万(税込100万超)達成。米国ETF+小規模企業共済+マイクロ法人で資産5,000万円を形成。実体験に基づきフリーランス×資産形成の情報を発信。

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